西部謙司が選ぶ<J1堅守速攻ベスト11>!! ※松本山雅的なサッカーを松本山雅以外の選手で完遂するには、という選考基準です
オフ企画の第一弾は西部謙司が選ぶベストイレブン。今回はなんと堅守速攻をテーマにしたベストイレブンです。しかも、松本山雅からはあえて選手を選ばない、松本山雅的なベストイレブンという趣向を凝らした(凝らしすぎ?)チョイスです。ぜひお楽しみください。
松本山雅の選手からはあえて選ばない「松本山雅的ベスト11」
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2019年J1にみられた戦術的な傾向、18クラブ分析、ベスト11といった内容となっています。そこで発売を記念して(?)、2019年のベスト11を選出したいと思います。
「え、それもうやったじゃん」「本でも選んでるでしょ」という声もあろうかと思いますので、今回は趣向を変えてみました。とりあえず第1回は、<堅守速攻ベスト11>です。
堅守速攻型といっても、人数をかけてがっちがちに守備を固めた堅守から、バランスのいい組織守備など、いろいろあります。選びやすいのはFC東京のモデルですが、ここはあえて松本山雅バージョンで考えてみたいと思います。
終盤の松本の守備は5-3-2でした。中盤の「3」は体力勝負の感もあり、タフネスが要求されます。攻撃は2トップにMF1枚が加わる少人数の速攻ですが、ゴールを直撃する鋭さを見せていました。残念ながらJ2降格となりましたが、特徴のあるスタイルだったと思います。
GKは足下の上手いタイプよりサイズと守備力を重視
松本山雅的ベスト11を選出するにあたって、松本の選手は原則的に選びません。だって、選んでしまったら普通に松本山雅になっちゃいますからね。他のクラブから、松本の戦術に合いそうな選手をピックアップしたいと思います。
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