【新シーズン展望/FC東京編】新システム4-3-3はリバプール型へモデルチェンジの布石か? 前線に求められる3つのタスクが優勝の鍵
いよいよ新シーズンの足音が聞こえてきました。西部謙司のフットボールラボでは、ひと足早くJ1クラブの新シーズンを展望。今回は昨季惜しくも優勝を逃しリベンジに燃えるFC東京を占います。
ブロック守備からリバプール型の敵陣ハイプレスへの移行は理にかなうも、機能させる上で外せないポイント
昨季は最後に横浜F・マリノスにまくられましたが、それまで首位を走っていたFC東京。昨季は永井謙佑とディエゴ・オリヴェイラを中心とした「ファスト・ブレイク」が話題でしたが、新シーズンはどんなプレーを見せてくれるのでしょうか。
FC東京の課題は、相手に引かれたときの攻撃でした。同点かリードしているときは堅守速攻でいいのですが、点をとらなければならない状況で、なおかつスペースを消されたときの攻め手が単調でした。そういうケースでは時間も限られていたこともあり、サイドからのハイクロスがメインでしたが、それだけでは物足りない感じがありました。
速攻の切り札だった永井は負傷で開幕には間に合いそうもないとか。ファスト・ブレイクは永井のスピードがあってこそですから、むしろマイナスからのスタートになります。
キャンプでは4-3-3を試しているようです。ポゼッションもそれなりに上手いチームですが、たぶんバルセロナ型ではないような気がします。FC東京の特徴からいって、リバプール型ですかね。
(残り 1163文字/全文: 1738文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ