西部謙司 フットボール・ラボ

【J1展望/浦和レッズ編】戦術的な新味を出していく方向はアリだが…下位クラブが大きな補強もなく攻撃型への転換を図る際に絶対に外せないポイントとは?

いよいよ開幕が目前に迫ったJ1リーグ。今回は昨季は下位で苦しんだ清水エスパルス、名古屋グランパス、浦和レッズの3クラブを順に3回に分けて展望します。

戦術的な変化と選手の成長で昨季との違いを作ろうとしている浦和

レオナルドしだいかなという気がします。今季は4-4-2で行くようで、ビルドアップに関しては昨季も上手かったですが、よりスムーズになっている印象はあります。

メンバーはほとんど変わっていません。戦術的な変化と選手の成長で昨季との違いを作ろうとしているわけですね。前記した清水の状況と似ているかもしれません。浦和の場合は大槻毅監督が継続していますが、スタイルを変化させるなら戦術的には新監督が来たみたいなものでしょう。

欧州では戦力差のあるビッグクラブが浦和の方法論で結果を出す傾向にあるが… 

戦力を充実させて、個々の個性を阻害しない程度の括りで勝負というのが昨季の印象でしたが、その結果が14位だった。ヨーロッパでは、戦力差のあるビッグクラブがこの方法論で結果を出す傾向があります。

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