西部謙司 フットボール・ラボ

J開幕節で見えた“異変”。浦和、名古屋、川崎、鳥栖、清水、鹿島…昨季から戦術的に変化のあったチームはなぜ苦戦したのか?

J1開幕節で苦戦したチームには「昨季からの戦術的変化」という共通点があった。なぜこのようなことが起きたのか、考察する。

戦術的に変化したチームは軒並み苦戦。昨季から変化のあったチームの共通項とは?

開幕したと思ったら、3月15日まで試合延期となってしまいました。当面は開幕ネタということになります(笑)。

まだ1試合ですが、昨季から変化したチームと継続しているチームがありましたね。編成含めて全く変化なしというケースはさすがにほぼないわけですが、戦術的な変化はけっこう目立ちました。

変化していたのは、浦和レッズ、名古屋グランパス、川崎フロンターレ、サガン鳥栖、清水エスパルス、鹿島アントラーズです。では、結果はどうだったかというと、この6チームだと1勝3分2敗。

少し変化したようでもあり、あまり変わらないようでもあったのは、FC東京、ガンバ大阪、湘南ベルマーレ、ベガルタ仙台。この4チームの結果は3勝1分。

最後にほぼ変化なし、昨季からの継続チームは横浜F・マリノス、柏レイソル、北海道コンサドーレ札幌、セレッソ大阪、サンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸、大分トリニータ、たぶん横浜FC。このグループは3勝2分3敗となっています。

ざっくりいうと、戦術的に変化したチームは開幕戦で結果が出ていません。

(残り 839文字/全文: 1383文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ