【サッカー人気3位】少ない観客だからこそ現れる浦和らしさと…

西部謙司 フットボール・ラボ

空前絶後の超攻撃サッカー―遠藤保仁、二川孝広という2人の天才と橋本英郎という職人が奏でた美しいハーモニー2005年のガンバ大阪【Jリーグタイムトラベル】

稀有な才能をもった選手たちと監督の志向とバランス感覚がリーグ史に残る攻撃サッカーを結実させた。勝て勝て勝て勝てホームやぞ。2005年のJリーグにタイムトラベル!

1対1で話すと全然印象が違った西野監督 

2005年、このシーズンから1シーズン制になっています。優勝はガンバ大阪、西野朗監督4年目で攻撃サッカーが開花しました。

西野さんは浦和西高のときに14番をつけていてヨハン・クライフのファンでした。監督になっても、というかむしろ監督としてのクライフに憧れていて、G大阪では大胆に攻めていくスタイルを実現しました。ただ、柏レイソルを率いていたときは攻撃的というより3-5-2の力闘型です。

本人としては柏のスタイルはやや不本意ではあったようですが、洪明甫、薩川了洋、渡辺毅が揃った時点で3バックの堅守からのカウンターという戦い方を選択しています。

元バルセロナのフリスト・スイチコフが柏でプレーしていたときに「こんなに守備をうるさく言う監督ははじめてだ」と言われたそうです。クライフからもこんなに言われていないぞと(笑)。

G大阪では遠藤保仁、二川孝広、橋本英郎のMFを生かすためのパスワーク重視の攻撃型を選択しました。選手の特徴をみてスタイルを決めています。ただ、西野監督がやりたかったのはG大阪のほうだったわけです。

記者会見ではピリピリしていて怖い印象のある西野監督ですが、1対1で話すと全然印象が違います。優しいし、子供みたいに純粋というかサッカー大好き。ただ、監督としては謎に頑固なところがあって、一度見切りをつけた選手は思いっきり干し上げることも。天才的な選手だったわりに監督としてはオーソドックスだと思いますが、ちょっとミステリアスなところは残していた。まあ、それもメリハリがついて良かったんじゃないでしょうか。

パスワーク+ブラジル人FWという成功サイクル。DFからして普通じゃない

とにかく上手い選手が多かったですね。

(残り 1093文字/全文: 1903文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック