攻守に破壊力を示した川崎の4-3-3。唯一気になったハイプレスの構造的問題と大きかった山根視来の加入【MCF/月刊「川崎フロンターレ」①】
西部謙司のフットボールラボでは、これまでのレギュラーコンテンツにプラスして、毎月1つのクラブを重点的に取り上げて週1回程度のペース(月4回程度)で特集していきます。題して「マンスリー・クラブ・フォーカス(MCF)」。7月は川崎フロンターレを大特集です。
川崎の4-3-3はいかに機能したか?
毎月1クラブに取り上げていきます。7月は川崎フロンターレにしました。
今季の川崎は4-3-3システムに変更しています。前回書いたように、4-3-3は攻撃型のシステムで、ポゼッションとハイプレスの両立を志向するチームには向いていると思います。
川崎はJ1トップクラスのパスワークがあり、4-3-3の面白さであるインサイドハーフの人材も豊富です。第2節の鹿島アントラーズ戦は、開幕戦と同じく大島僚太、脇坂泰斗のインサイドハーフでスタート。後半は守田英正をアンカーにして田中碧のポジションを1つ上げています。下田北斗、旗手怜央もインサイドハーフができますし、中村憲剛、家長昭博もいます。
ハイプレスも意識高く実行していました。ちょっと気になるところもありましたが、攻め込めるチームなのでハイプレスは合理的な選択だと思います。カウンターを受けた場合にもジェジエウがけっこう速いのでカバーできていました。
川崎のハイプレスで気になる構造的問題。大きかったSB山根視来の加入
鹿島戦は2分で先制しています。
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