西部謙司 フットボール・ラボ

序盤最大のサプライズは横浜FC。昇格組の常識を覆すスマートな戦い方で旋風を巻き起こす予感【Jラボ】

今週のJラボでは再開序盤のJ1を総括。旋風を起こしそうな見事な戦いぶりを見せる横浜FCの強さの秘訣に迫ります。

昨季の大分と同じ匂いがする横浜FC。ネルシーニョをやり込めた下平監督の手腕

開幕戦から長い中断を経て再開して、ようやくというか、あっという間といいますか、4試合を消化しました。まだ順位を見て意味のある段階ではありませんが、6位までの顔ぶれはまあ順当感があります。

再開後に圧倒的な強さを見せている川崎、継続の安定感を出しているセレッソ大阪、まだ固まっていない感もありながら地力の強さをうかがわせるFC東京、アタックラインの層の厚さと“阿部効果”の名古屋、やはり継続は力なりの広島です。唯一、2位の浦和が不思議な感じ。試合の印象からすると、えっ、2位なの? と。逆にいえば、あの状態で2位なら期待感はありますね。まあ、まだ始まったばかりです。

そんな中、序盤の序盤でサプライズだったのが横浜FCでした。

J2から昇格してきて、すぐにJ1に順応しているというか、マイペースで互角にやっている。昨季の大分と同じ匂いがします。

期待を裏切らない斉藤光毅という逸材。下平隆宏、名監督説に1票

三浦知良、中村俊輔、松井大輔、レアンドロ・ドミンゲスと、錚々たるビッグネームが所属している横浜FCですが、彼らは試合に出ていません。中村は開幕戦で先発していましたが、再開後は外れています。

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