ついに欧州トップレベルの域に達した川崎フロンターレ。見えてきたぶっちぎりでのJ1優勝【月刊「川崎フロンターレ」vol.5】
西部謙司のフットボールラボでは、これまでのレギュラーコンテンツにプラスして、毎月1つのクラブを重点的に取り上げて週1回程度のペース(月4回程度)で特集していきます。題して「マンスリー・クラブ・フォーカス(MCF)」。7月は川崎フロンターレを大特集です。第5回目は最終回ということで川崎のここまでの戦いをまとめて振り返りつつ、今後を占います。
久々にJのスーパーチーム誕生。4-3-3の成功で死角ナシ。
7月のフォーカスクラブ、川崎フロンターレは今回でいったん終了なのでまとめます。
再開後の6連勝で首位を快走、勝ち方も強烈。これは久々にJのスーパーチーム誕生になりますね。毎年のように最終節で優勝が決まったりする均衡のJ1ですが、このままだと今季は川崎がぶっちぎるのではないでしょうか。
4-3-3への変更は大当たり、新加入選手も活躍、5人交代枠を上手く活用し、過密日程も分厚い選手層で問題なし。死角がありません。
他チームも進化しているのですが、川崎はそれ以上に進化してしまいました。
第7節の湘南ベルマーレ戦も、先制されながらもすぐに山根視来がノンストップカウンターから同点。相手のミスをついて三苫薫が巧みなドリブルから逆転。田中碧がハイプレスで奪い、そのままワンツーで抜け出してダメ押し。盤石の強さでした。
この川崎がJ1をぶっちぎれなかったら、それはそれでJ1全体のレベルが相当高いということになる
4-3-3を導入した今季、こんなに上手くいくとは思いませんでした。4-3-3の成功がさまざまなメリットを生んでいると思います。
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