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西部謙司 フットボール・ラボ

いま北海道コンサドーレ札幌のサッカーが面白い。前例のない革新的なシステムで楽しそうにプレーする選手たち【月刊「北海道コンサドーレ札幌」vol.1】

西部謙司のフットボールラボでは、これまでのレギュラーコンテンツにプラスして、毎月1つのクラブを重点的に取り上げて週1回程度のペース(月4回程度)で特集していきます。題して「マンスリー・クラブ・フォーカス(MCF)」。8月は北海道コンサドーレ札幌を大特集です。特集第1回目は画期的な札幌の戦い方にフォーカスです。

いまJ1で最もつかみどころのないユニークなシステム 

7月の川崎フロンターレに続き、8月のクラブをどこにしようか。かなり迷いましたが、心の声に従います。北海道コンサドーレ札幌です。

戦術的に一番に気になるサッカーを今やっているチームです。

第8節のヴィッセル神戸戦の先発メンバーでみていきましょうか。フォーメーションはいつものミシャ式3-4-3ですが、前線の3人にFW登録がいません。このことから「ゼロトップ」ということもできますが、いわゆるファルソ・ヌエベ(偽9番)とは全く機能性が違っています。

たぶん、このところ札幌がやっているシステムというのは類例がないんじゃないですかね。いちおう図式的にはCFの位置にいる荒野拓馬の役割がよくわからない。相手MFをマンマークするという役目も流れの中で負っているようでした。それでいてトップへ出て点もとり、アシストもしています。いわゆる「偽9番」というのは、守備のタスクはほとんどないんですよ。荒野の場合はもともとボランチですし、守備力もコミで現在のポジションに起用されている感じがします。

第7節(横浜F・マリノス)と第8節をチェックしたのですが、正直このシステムの全貌を把握していません。とりあえず見えている部分から。

進歩するJ1のビルドアップをいかに壊すか? 新しい方法を提示する札幌 

昨季の札幌の守備はゾーンでした。5-4-1にならないように、コンパクトにしてシャドーがハーフスペースを守るという方法でした。ところが、ここ2試合を見る限りの守備はマンツーマンとゾーンの組み合わせになっています。

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