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西部謙司 フットボール・ラボ

「正しい」負け方だった川崎戦の大敗。自由を謳歌する攻撃と狙いどおりの守備も札幌が乗り越えるべき最大の弱点とは?【月刊「北海道コンサドーレ札幌」vol.3】

西部謙司のフットボールラボでは、これまでのレギュラーコンテンツにプラスして、毎月1つのクラブを重点的に取り上げて週1回程度のペース(月4回程度)で特集していきます。題して「マンスリー・クラブ・フォーカス(MCF)」。8月は北海道コンサドーレ札幌を大特集です。特集第3回目は大敗を喫した川崎戦の戦い方を徹底解説です。戦い方にブレはなく、克服すべき課題が明白になったことで大敗だったものの収穫のある一戦を振り返ります。

失点の最小化ではなく得点の最大化を目指すのが札幌のプレースタイル 

川崎フロンターレと対戦した第10節は1-6と大敗を喫しましたが、札幌としては「正しい」負け方だと思います。

失点を減らすことは可能だったかもしれませんが、失点の最小化ではなく得点の最大化を目指すのが札幌のプレースタイルだからです。ですから、問題なのは6失点ではなく1得点のほう。チャンスはありましたが1点しかとれなかった。次は2点、3点とれるようにすることが目標になるはずです。

守備も得点の最大化のためにしていますね。早く相手をつかまえるマンマークに近い守り方で、なるべく高い位置からプレッシャーをかけています。これは奪った後にチャンスに直結する守り方です。もちろんリスクもあり、後半にはそこを川崎につかれたわけですが、前半はかなり上手く守れていたと思います。

最初はちょっと謎だった札幌の守備システムですが、だいたい把握できたと思いますので今回はそれ中心でいきます。

チャナティップでもジェイでも変わらないCFに課せられたミッションがかなり独特。構造的な守備の大きな弱点を解決する方法とは?

4-3-3の川崎に対する立ち位置はこんな感じです(図1)。

図1

第1列の3人はだいたいセンターサークルの幅ぐらいをカバーします。川崎のCB2人にはあまりプレッシャーかけません。3人で川崎のCB+アンカーの3人をその場に抑え込む感じですね。

前線の3人以外は、それぞれのポジションにつけばきれいに1対1のマッチアップが出来上がります。

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