ガンバ大阪とポルトガル代表のサッカーが似ている理由。「ガンバらしさ」の先に未来はあるか?【月刊「ガンバ大阪」vol.1】
西部謙司のフットボールラボでは、これまでのレギュラーコンテンツにプラスして、毎月1つのクラブを重点的に取り上げて週1回程度のペース(月4回程度)で特集していきます。題して「マンスリー・クラブ・フォーカス(MCF)」。9月はガンバ大阪を大特集です。特集第1回目はポルトガル代表に似ているガンバの戦い方とFC東京戦を徹底解説です。
ガンバ大阪とポルトガルが似ている理由
9月になりました。今月のMCF(マンスリー・クラブ・フォーカス)はガンバ大阪です。
以前、「ポルトガル代表に似ている」と書いたのですが、どういうところがポルトガル似かというと、まず個々の選手の技術があり、ショートパスをつなげる。つなぐ文化があるとでも申しましょうか。
もう1つは、本来は攻撃的なチームでありながら、守備をベースにしているところ。あと、細かいところでミドルシュート好き。
ユーロ2016で優勝したポルトガルはグループリーグまではボールポゼッションの高さを生かすプレースタイルでしたが、ノックアウトラウンドに入ってから守備型に変化しました。ただ、ベタ引きで守るというより相手の攻撃を吸収しながら、適宜にキープしてリズムを変える、相手の攻勢をやりすごすのが上手かった。のらりくらり勝つイメージです。
ボールは持てる、攻撃の効率はイマイチ、カウンター強力、守備堅固…こうしたガンバの特徴をどう組み合わせていくか
第13節はFC東京と対戦。結果は1-3でした。
前後半でかなり流れが変っています。
前半はFC東京のハイプレスを上手く外して前進、ずっと攻勢でした。
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