圧巻だった井手口陽介の存在感と光ったルーキー山本悠樹のプレー。ガンバを快勝に導いた宮本恒靖監督の采配とは?【月刊「ガンバ大阪」vol.2】
西部謙司のフットボールラボでは、これまでのレギュラーコンテンツにプラスして、毎月1つのクラブを重点的に取り上げて週1回程度のペース(月4回程度)で特集していきます。題して「マンスリー・クラブ・フォーカス(MCF)」。9月はガンバ大阪を大特集です。特集第2回目はベガルタ仙台戦を徹底解説です。
カンテやマケレレのようにプレーした井手口陽介がMOM
第14節のベガルタ仙台戦は4-1の快勝でした。山本悠樹が初先発、3-5-2のアンカーポジションでプレーし、8分には先制のミドルシュートを決めています。関西学院大学からガンバ大阪に加入した22歳、軽快な動きとパスワークの上手さ、球際での頑張りも見せました。
運動量もあるので、とりあえずポジションに穴をあけない。ちょっとセンが細くて競り合いで負けるのと、足下に自信があるのが裏目に出たようなボールの失い方が何度かあったのは難点でしたが、得点もあり全体には良いプレーだったと思います。
MOMを選ぶなら井手口陽介でしょうね。攻守に存在感がありました。
細身の体格なのにコンタクトに強く、ボール奪取能力が高く、運動量が凄くてあちこちでプレーに関与できる。エンゴロ・カンテやクロード・マケレレ的なイメージがあります。ずーっと動いていられる感じ。
カウンターの質を変えた選手交代と盤石に思えた守備で気になった綻び
アレクサンドル・ゲデスのヘディングシュートで仙台が4分に先制しましたが、G大阪は4分後に山本が同点弾。15分にはCKからアデミウソンが決めて逆転。東口順昭のPKストップもあって2-1で折り返します。後半は仙台の攻勢が続きますが、のらりくらりとしのぎながら、終盤に倉田秋と井手口が加点して4-1。点差ほど開きのある内容ではありませんでしたが、効率のいい勝ち方でした。ポイントは宮本恒靖監督の選手交代でしょう。
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