0‐7の処方箋(J論)

西部謙司 フットボール・ラボ

W杯ベスト8を狙える戦術的な強みはナシ。ポジショナル・プレーが標準装備された世界で日本代表は何で「違い」を作るべきか?

目先の結果に一喜一憂してはいけない。先の目標を見据えるとき、いま問うべきテーマがある。

世界的にも均質化するサッカーのなか何で「違い」を作れるか? 

日本代表は韓国に3-0の後、モンゴルになんと14―0の大勝。アルゼンチンと連戦のU-24は第1戦0-1、第2戦は3-0、こちらもいい形で締めました。

ヨーロッパの予選のほうも強豪国中心にサラサラっと見ましたが、だいたい予想どおりといいますか、びっくりするような変化はなかったと思います。いわゆるポジショナル・プレーの考え方はどこも入っていますね。ただ、クラブチームほど練られていないのも同じ。スペインがちょっと退化している感じだったのは少々驚きでしたが。

日本もその流れの中にはいます。戦術的に遅れているとか、ガラパゴスだとかいう感じはないです。ただ、戦術的なアドバンテージがなければ個人の戦いが重要になってくるので、強豪と当たれば厳しいのは確かですね。ベスト16までは行けても、ラウンド16では相当な確率で強豪国と当たりますから、そこを突破するのはかなり難しいと思います。ベスト8を狙うなら戦術的な強みがほしいところですが、それは現状ありません。

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