「ガンバらしさ」という呪縛。監督交代と原点回帰に感じる、そこはかとない危うさ【西部のJラボ】
監督交代で随所に見えたガンバらしさ。しかし結果は完敗だった。「魅力」と「弱点」が表裏一体の原点回帰を目指して大丈夫なのか? 「らしさ」を取り戻すべきなのか?
「解任ブースト」起こらず。やや意外だった監督交代
ガンバ大阪が宮本恒靖監督を解任、松波正信新監督で第14節の浦和レッズ戦に臨みましたが0-3と完敗を喫しております。
宮本前監督の解任は少々驚きでした。勝利から遠ざかっており、降格圏内にいたのは事実ですが、試合数が少なかったですからね。第14節といっても川崎フロンターレはすでに17試合やっていて少ないチームでも13試合という中、G大阪は11試合ですから。昨季2位に導いた宮本監督を更迭するには少しタイミングが早い気もしましたが、これも4チームが降格するというプレッシャーでしょうか。
監督を解任すると、いわゆる「解任ブースト」が起きることがあります。しかし、浦和戦にそれは起こりませんでした。松波監督は過去にも解任を受けて指揮を執ったこともあるG大阪を知り尽くす男なわけですが、今回はそれが裏目に出たのかもしれません。
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