J再開前の重要チェックポイント! 各クラブの「間で受ける人」問題を検証する【Jラボ】
代表ウィークもひと段落。いよいよJリーグ再開ですが、ここで相手を攻略するうえで重要な「ライン間でパスを受ける人」問題を取り上げたいと思います。Jリーグの各クラブでは誰がそれを担当して何人いて、どのように機能するのか。後半戦のカギを握る戦術ポイントを読み解いてみました。
日本代表では鎌田と南野が担当も……
日本代表、U-24代表の6月シリーズも終了。今回は戦術的なポイントを1つあげまして、再開するJ1も考えてみたいと思います。
前回ユーロの話で、ライン間でパスを受ける選手を「そこ」へ置くためのメカニズムについてイタリア、イングランドの例をひきました。その後を見ていましても、強豪国でもライン間担当は2人ですね。オランダはトップ下(ワイナルドゥム)と2トップの1人(デパイ)、フランスはグリーズマンが右から中へ入ってきて、ポグバが上がってくる感じでしたが他国ほどはっきりはしていません。ドイツはハヴァーツしかおらず、そこが問題だったと思います。サイド攻撃しかできないので。
日本は鎌田大地と南野拓実ですね。トップ下の鎌田と左から入ってくる南野。形としてはバレッラとインシーニェのイタリアに似ています。ただ、セルビア戦での効果としてはイマイチに感じました。ポイントは2つあります。
1つは左SBです。左SHの南野を中へ入れてライン間担当をさせるのですから、左の幅を作る役割はSBになります。もうSBというよりウイングですね。ところが、この左SBの攻撃力があまり発揮できていない。今、代表で誰がやるのかはっきりしていないポジションでもあります。
もう1つは、ライン間担当の南野がそこまでこの役割に向いていない。結果的に鎌田が絡まないと形にならないのがセルビア戦でした。南野はセカンドストライカーとして抜群の得点源ですし、守備も計算できるので外せません。ただし、もうアジアカップのときに結論出ていたと思うのですがライン間受けはそんなにできないと思います。大迫勇也がいれば下りてきて担当できるのですが。大迫が不可欠になっちゃってる理由でもありますね。
川崎、名古屋、マリノス、柏、鹿島のライン間担当は…? 意外に少ない2人体制
解決策は2つあると思います。
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