ACL最大の敵は相手にあらず……名古屋グランパスが示したJクラブがアジア王者になるために必要なこと
いよいよACLが再開。初陣をきった名古屋は思わぬ敵に苦しめられたり、逆に助けれられたり…。今回の試合からACLを制するための大事なポイントが見えてきました。また最後には西部氏による、名古屋あるある言いたい♪ ライン間担当が基本1人になりがち♪ を披露します。
名古屋あるある言いたい。ライン間担当が基本1人になりがち♪
ACLが開幕、Jリーグ勢の先陣を切って名古屋グランパスがジョホール(マレーシア)を1-0で下しております。
名古屋のプレーぶりはほぼ通常営業でしたが、結果はけっこう際どかったですね。60分に阿部浩之が先制、その後はいつもの堅守速攻モードになります。このまま得意の1-0かと思いきや、ロスタイムの92分にベルグソンのヘディングシュートが決まります。しかし、判定はベルグソンのファウルをとったようでノーゴールに。
名古屋の決勝点も山崎凌吾がオフサイドぎりぎりな感じでしたし、82分の柿谷曜一朗がGKと1対1になった場面はたぶんオフサイドでしょう。ジャッジに助けられた感は多少ありました。ただ、内容的には勝利に値していたと思います。
この大会がスタートしたときは韓国のチームだけがJリーグ勢のライバルでした。中国はまだそんなに強くなっておらず、東南アジアは参加することに意義があるという状況。中国と東南アジアにとりこぼしたら危険という感じでした。もうそんな状況ではありません。ジョホールは自陣で問題なくビルドアップできていましたし、ベルグソンをはじめ外国籍選手のアタッカーは脅威でした。
ただ、おそらく最大の敵はレフェリングとフィールドなのでしょう。
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