西部謙司 フットボール・ラボ

「節操のなさ」は「らしさ」。バルサ化ではなくレアル・マドリー化するヴィッセル神戸進化論

積極的な大型補強を行ったヴィッセル神戸。陣容がまた大きく変わりそうだが、それでも「らしさ」は失われそうにない。モダンな港町クラブが起こす変化を追った。

やりくり上手な三浦淳寛監督は日本のアンチェロッティになれるか? 

これまで何回かヴィッセル神戸を取り上げさせていただいていますが、そのたびにフォーメーションが変わっている気がします。なんか節操がない感じもしますが、ここまでくると常に変化していく前向きな姿勢に感銘を受けそうになりますね。

いや、実際に臨機応変に形を変えて機能するということは、ベースがけっこうちゃんとしていないとできません。新しい選手がどんどん入ってくるクラブですから、形もどんどん変化していくというのは理にかなっているのかもしれません。

25節でホームに鹿島アントラーズを迎えた一戦、神戸は3-4-2-1でスタートしています。

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