西部謙司 フットボール・ラボ

ブラジル代表、バルセロナ、そして浦和レッズ…「偽9番」という王者のシステムで戦うシン・ウラワが見せる破壊のロジック

浦和が好調の理由はどこにあるのか。連綿と続いてきた独特のシステムがいかにして機能しているのか。ロジカルに解説する。

なぜユンカーではなく江坂、小泉の2トップなのか? 浦和の強さを支える「W偽9番」システム 

浦和レッズが好調です。ここ7試合は6勝1分で目下5位、3位の名古屋グランパスとは4ポイント差なので3位は狙えるところまできていますね。

酒井宏樹、キャスパー・ユンカー、アレクサンダー・ショルツ、江坂任、平野佑一とシーズン途中で加入した選手たちが活躍しています。今回は柏レイソルから獲得した江坂と小泉佳穂の「ダブル偽9番」について考えてみます。

唯一の難点を解消できるか? やはりベストは江坂、小泉、ユンカーの同時起用? 

浦和のフォーメーションは4-2-3-1です。江坂がCFで小泉はトップ下。そしてこの2人の特徴がけっこう似ているんですね。

両足利きで組み立てが出来てシュート力もある。守備も献身的にこなします。正統派CFのユンカーがいながら、この2人のコンビを先発させている理由の1つは、おそらく守備かと思います。

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