マジ強い。70分間はJ1最強の「もったいないお化け」北海道コンサドーレ札幌が優勝するために何が必要か?
70分間、あのマリノスに何もさせなかった北海道コンサドーレ札幌のJ1最強説を西部氏が多角的に検証。足りない何かを埋めるために必要なこととは?
70分間に関してはJ1屈指なだけに「もったいないお化け」
第32節の横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌、2-1で横浜FMが逆転勝利したのですが、これ、よく勝てたなという内容でした。
横浜FMが本来のプレーができたのは74分に交代で水沼宏太と杉本健勇が出てきてからで、2ゴールは84、88分と終盤。それまではほぼ一方的といっていいぐらいの札幌ペースでしたから。
70分間の札幌のプレーは素晴らしく、これを1シーズン通してできたら優勝できると思いました。全員上手いし、マンツーマン守備の強度も圧巻。フィニッシュの甘さは玉に瑕とはいえ、精度と強度の両面で横浜FMを圧倒していましたからね。
ところが、残念ながら70分間しか続かない。横浜FMが選手交代でパワーアップしたのと対照的に、札幌は交代するごとにパワーダウンしてしまう。選手層の差ですね。そして交代すると強度を保てなくなる。ただ、70分間に関してはJ1屈指なので、「もったいない」の一語でございます。
札幌の敵は自分たち自身でしょう。
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