浦和レッズの3年計画は成功するか? ミシャも越えられなかった「伝統」という名の壁に挑むリカルド・ロドリゲス【2022年のレッズ展望】
浦和レッズ3年計画の最終年となる今年、成否のカギを握るのは何なのか?
3年計画の最終年に漂う期待感とキケンな香り
その昔、バレーボール日本代表(男子)が「8カ年計画」というのをブチ上げまして、実際に8年後の1972年ミュンヘン五輪で金メダルを獲って話題になりました。この●カ年計画というのは、だいたい3年です。
1年だと普通に年間計画ですし、5年だとちょっと長すぎる。バレーボールの8カ年計画も五輪は4年ごとの開催ですから、実質は2段階計画です。3年計画なのは、とくに具体的に何か意味があるというよりも、「1年や2年じゃ、どうにもならんけど3年あったら何とかする」という感じなのではないでしょうかね。3年経つと、もし失敗してもそんな計画があったことすら皆忘れてくれますしね。
浦和レッズは2022年が3年計画の最終年になります。
昨季がまるでダメだったら、たぶんこれも忘れられていたのではないでしょうか。1年目の段階ですでにファンの頭の中では「なかったこと」にされていたかもしれません。ところが、2年目の昨季にリカルド・ロドリゲス監督が来て試合内容が目に見えて変化し、補強も当たり、戦績も良くなり、タイトル(天皇杯)も獲れたので、にわかに3年計画の集大成だという機運が高まっているような気がします。
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