【超図解】浦和レッズが仕掛けた川崎攻略法。それでも、たった１人で浦和のプレスを無効化した川崎の“牛若丸”

ハイプレスを仕掛けた浦和とそれを巧みに回避しようとした川崎。両者の見ごたえある攻防を分析した結果、今シーズンの展望も少し見えてきました。

明本のFW起用は必然。浦和のプレスを１人で無効化した川崎の“牛若丸”

富士フイルム・スーパーカップ、天皇杯覇者の浦和レッズがリーグチャンピオン川崎フロンターレを２－０で下しています。

このゲームの戦術的なポイントとして、浦和のハイプレスと川崎のプレス回避が面白かったですね。そのへんを中心に振り返って行きます。

まず、浦和の守備プランは果敢に前からプレスしていくというものでした。川崎に押し込まれると、なかなかボールを奪えないのはこの試合でもそうでしたから、できれば前で封じ込めたいという作戦でしょう。

川崎の４－３－３に対して浦和は４－４－２。そして川崎のアンカーのところに柴戸海、岩尾憲のボランチのうち１人が前に出てマークするというのが具体的なハイプレスのやり方でした。（図１）

（残り 2212文字／全文: 2617文字）

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

会員の方は、ログインしてください。