10人でどう戦うべき? 浦和レッズと横浜F・マリノスに学ぶ退場者続出のJ序盤の戦い方
退場者が続出しているJリーグ。10人でプレーすることも想定する必要あり? ということで実際に10人でのプレーを余儀なくされた浦和レッズと横浜F・マリノスの戦い方をケーススタディする。
退場者続出のJ1リーグ序盤の戦い方、研究
今季は20試合を消化して退場者が9人出ています。このうち一発退場が5人、イエローカード2枚が4人ですね。一発レッドはラフプレーが3、得点機会阻止が2となっています。
第2節では横浜F・マリノスとジュビロ磐田がそれぞれ2人の退場者を出すという事態。判定はおおむね正しいようですが、今季がとくにラフという印象はありません。
かつてイングランドでは退場者が場内を一周してから退場する習わしがあったとか。一種のみせしめだったようです。70~80年代のヨーロッパサッカーは今と比較するとかなりラフでした。スター選手は足を蹴られまくっていて、相当悪質でなければイエローも出ませんでしたからね。そのかわり、ユニフォームを引っ張るとすぐにイエローが出たり、現在とは基準が違っていました。今のほうが得点機会阻止などレッドは出やすくなっています。
ともあれ、これだけ退場者が出るのですから10人のプレーも想定しておかなければなりません。第2節の浦和レッズと横浜FMの対応をみてみましょう。
紙一重だった浦和の「犬飼FW策」と互角以上に持ち込んだ横浜FMの「強気」
第2節、ホームにガンバ大阪を迎えた浦和は81分に岩尾憲が2枚目のイエローで退場になっています。押し気味に進めながら、G大阪の守備を崩し切れず0-0。岩尾の退場した2分後にG大阪に先制されています。
ということで、10人になっただけでなく1点ビハインドで残り7分という状況です。リカルド・ロドリゲス監督は86分に2人の選手交代をしました。宮本優太、小泉佳穂をアウト、犬飼智也、柴戸海がINです。
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