西部謙司 フットボール・ラボ

……で、ドイツってどうよ? 日本代表の代わりに解いてみた、ブラジルより強いのか弱いのか問題

「善戦」という評価をめぐって賛否渦巻くブラジル戦のテスト結果を踏まえて、日本代表が解くべき最大の問題はW杯初戦でドイツ代表とどう戦うべきか。最新のドイツの戦いぶりと日本代表の現状をふまえて、占ってみました。

ドイツよりブラジルのほうがちょっと強いかも…… 

インターナショナルマッチデーなのでJ1はお休み。ワールドカップイヤーでもありますし、今回と次回は代表について書くことにしました。といっても、日本代表ではなくて対戦相手について。

ヨーロッパはネーションズリーグが開催中、ドイツ対イングランドの好カードがありました。日本が初戦で当たるドイツがどんな感じだったのか、ざっくり振り返ってみたいと思います。

試合はドイツのホーム、ミュンヘンのアリアンツアレナです。結果は1-1。ドイツがホフマンのゴールで50分に先制しますが、終盤の87分にPKを得たイングランドがケインのゴールで同点としています。

内容的には6:4か7:3でドイツが優勢でしたね。強豪ということでは日本代表が先日対戦したばかりのブラジル代表と同じですが、たぶんブラジルのほうが少し強いのかなという印象でした。ネイマールに匹敵するタレントはドイツにはいませんからね。ただ、プレースタイルが違うので実際には直接ぶつかってみないとどちらが強いかはわかりませんが。

穴が少ないドイツ代表の明らかな穴、見つけました 

イタリア戦とはメンバーも少し変えてきたドイツ。イタリアもイングランドも強豪なので、どっちがガチのメンバーなのかわかりませんが、プレースタイルはどちらも同じでした。

特徴は何といってもプレッシングです。

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