西部謙司 フットボール・ラボ

セレッソ大阪にご用心!「全員、ハード―ワーカー」のサッカー、超難敵につき。

まさに他クラブからすれば「難敵」。いま、セレッソ大阪のサッカーが優勝を争うトップ3と変わらない強さを見せている。あのフランスの名将の香り漂うサッカーのメカニズムに迫る。

優勝争いに影響を与える存在に

21節はセレッソ大阪vs横浜F・マリノスに注目していました。C大阪は前節に鹿島アントラーズと引き分けていて、横浜FM戦も2-2でした。終盤の2失点で追いつかれてしまいましたが力は示していたと思います。

優勝争いは横浜FM、鹿島、川崎フロンターレに絞られつつありますが、このトップ3に勝ち点では追いつけないまでも実力的に大きな差のないチームがいくつかあります。C大阪はその1つで優勝争いに影響を与える存在でしょう。

セレッソに漂うデシャン監督のチームっぽさ。攻守がなぜうまく回るのか? 

システムは4-4-2、極めてオーソドックス。ザ・4-4-2という感じ。

フラット型の4-4-2の特徴としてミドルゾーンでのプレスに向いていることがあげられます。MFがフラットな場合、配置的には4-3-3と比べるとパスワークには若干不自由さはあります。

C大阪は4-4-2の特性をかなり引きだせているように思いました。まず、2トップのハードワークが凄い。

(残り 1197文字/全文: 1710文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ