「まさか…」のサガン鳥栖……“魔の4分間”で浮き彫りになった鳥栖が解決しておくべき問題
今週の鳥栖ラボは清水エスパルス戦。随所に鳥栖らしさを出して快勝かと思われたゲームは清水の反撃でドロー。鳥栖はなぜ3失点したのか? 解決すべき問題は2失点目にある。
「ピカチュウ」が投げかける登録名問題
第23節の清水エスパルス戦は3-3。サガン鳥栖が2点をリードしたところから清水が1点を返しましたが、鳥栖は80分に3点目を入れて突き放します。ところが、ここから清水が81、84分の連続得点で3-3に。4分間に3ゴールというエキサイティングな展開でした。
鳥栖は新加入の長沼洋一が先発。清水もヤゴ・ピカチュウが新加入ですね。夏場のテコ入れは終盤へのカギになりそうです。ところで、ピカチュウはもちろん本名ではありません。ポケモンのピカチュウに似てすばしっこいのでそう呼ばれたそうで、本名はグライビソン・ヤーゴ・ソウザ・リスボアです。ブラジル人は名前の長い人が多く、サッカー選手はよくサッカーネームを用いています。ペレ、ジーコ、カレカなどもそうですね。
Jリーグでもそろそろ登録名問題(?)が出てきそうです。横浜F・マリノスの小池龍太と小池裕太は1文字違いで少し紛らわしいですし、ヴィッセル神戸は小林友希と小林祐希が、どちらも「こばやしゆうき」です。ユニフォームの背中側に姓ではなく名のほうをアルファベットで表出しているチームもけっこうありますが、あれはあれで名前の被りがありますし、かえってわかりにくかったりもします。サッカーネームをもう少し広めたほうがいいんじゃないでしょうか。「ピカチュウ」はインパクトがあって親しみやすいと思いますよ。
岩崎、長沼のゴールで楽勝かと思われたが……直視すべき問題は2失点目
鳥栖は4-2-3-1でスタート。長沼は右SHです。トップ下に森谷賢太郎、左に岩崎悠人、1トップに宮代大聖のアタックライン。序盤は激しい攻め合いでした。
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