FOOTBALL TODAY KANAZAWA

作田裕次が高校生たちに伝えたかったこと【その他】

先日の記事でも紹介したが、先月28日に作田裕次、杉井颯の2人がU−18選手とオンライン対談を行った(https://www3.targma.jp/ftkanazawa/2020/06/03/post105/)。チーム最古参であり、廣井友信に次ぐベテラン選手である作田はどんな思いをもってこの対談に参加したのか。また、こんな難しい時期だからこそ、あらためて若い選手たちに伝えたいことなどを聞いた(インタビュー日は5月30日)。

 

もっと貪欲でもいいのかな

 

ーー作田選手がこの企画に参加した意図は?
「(杉井)颯はユースからトップに上がった選手、僕は大学を経由してプロになった選手として、それぞれの立場で話をしてほしいという依頼がきたので参加した。こんな状況なので、僕もできることをやりたいと思っていた」

 

ーー対談が終わってどういう印象を受けた?
「ユースの選手たちは最初は緊張していた。でも、だんだんそれもほぐれていって、一人でいくつも質問してくれる選手もいた。素直にいま思っていること、迷っていることを質問してくれた。こういう機会がつくれてよかった。もうちょっと貪欲さがあってもよかったかな。僕が高校生のころはzoomなんかでプロ選手と話ができる機会なんてもちろんなかったし、プロ選手と練習できる機会もなかなかなかった。こんな貴重な機会なんだから『もうちょっといろんなことを聞いてくれてもよかったかな』っていう気持ちもある」

 

ーー金沢U−18の選手のレベルは上がっていると感じる?
「上がっていると思う。昔は(トップチームが)練習場を転々としている状況もあってか、ユースの選手が練習参加する機会もほとんどなかった。でも柳下監督になってからそういう機会も増えた。去年は毎週のようにきてたし、練習試合に出たりしても一緒にうまくやれる子が何人もいる」

 

ーー練習参加して「こういうときどうしたらいいですか?」と聞きに来る子はいる?
「何人かはいるけど、あんまりないので、もっともっと貪欲に聞いてきてほしい」

 

大きな夢を語っていた本田圭佑

 

ーー作田選手の高校時代には本田圭佑選手など、日本のトップオブトップまで上り詰めた選手がいたが、そういった選手に共通していたことはある?

(残り 2517文字/全文: 3479文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ