金沢U-18がプリンスリーグで初勝利。駒沢直哉キャプテン「思いを繋げられたことは嬉しい」【コメント】
トップチームが昨日、今日とオフとなっているので、今回はU-18を取り上げます。去年、念願のプリンスリーグ昇格を決めたU-18ですが、新型コロナウイルスの影響で今年のプリンスリーグはようやく先週開幕。開幕戦で星稜高校に1−2で敗れた金沢U-18ですが、13日の第2節・丸岡高校戦で歴史的な初勝利を上げました。辻田真輝監督と駒沢直哉キャプテンのコメントをどうぞ。
試合概要
プリンスリーグ北信越Bグループ第2節 金沢U-18vs丸岡高校
試合前から雨は降っていたが、開始後には一段と風雨が強くなっていく。金沢U-18は6分に宮本貫太のコーナーキックを駒沢直哉が押し込んで先制に成功する。しかし21分、丸岡高校の田中遥人にコーナーキックを直接決められ振り出しに。バケツを引っくり返したような雨のせいで次第にピッチに水が浮いていくなか、金沢は劣勢になっていく。25分にはキーパーへのバックパスが水の浮いていたところでストップ。それを丸岡の河上英瑞に奪われて一気に逆転まで許してしまった。
金沢はその後も丸岡の田中のキックと河上のがむしゃらさに苦しめられた。駒沢が孤軍奮闘しながらなんとか攻撃に転じようとするが、ピッチ状況もあり、どうしても単発になってしまう。
それでも後半途中からは雨が少し弱まる時間帯もあり、少しずつ息を吹き返していった。そして66分に再びコーナーキックから駒沢が頭で決めて同点とすると、82分にはまたも駒沢。今度はクロスに対しいいタイミングで中に入り込み、難しい体勢ながら頭で合わせてネットを揺らした。
駒沢のハットトリックで逆転し、プリンスリーグ初勝利をあげた金沢は星稜高校に次いでBグループの2位に浮上。次節は26日にグループ3位の富山第一高校と対戦する。
Bグループ順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点 |
1 | 星稜高校 | 4 | 1 | 1 | 0 | 3 | 2 | 1 |
2 | ツエーゲン金沢U-18 | 3 | 1 | 0 | 1 | 4 | 4 | 0 |
3 | 富山第一高校 | 2 | 0 | 2 | 0 | 3 | 3 | 0 |
4 | カターレ富山U-18 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 0 |
5 | 丸岡高校 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 3 | -1 |
コメント
辻田真輝監督
ーープリンス初勝利について。
「プリンスリーグということもそうだが、今年のこの状況のなかで公式戦を戦えることが、まずひとつ。そのなかでチャレンジする部分や課題に取り組むところなど、いろんなテーマをもってリーグ戦を戦おうとしている。先週もそうだし、今日の試合でもそうだが、相手に付き合ってしまう。精神的な弱さというか、今日も先週も苦しいところがあるなと感じながら見ていた。先週の星稜も今日の丸岡さんもハードワークして、与えられた役割を徹底してくる相手。自分たちがやろうとしている、ボールを大事にしながら前でとりにいく部分ではまだまだ物足りないところがあった。ただ、今週は自分たちで勝ちにまでもっていくことができたので、多少の成長は見られた」
ーー駒沢直哉がハットトリックだが?
(残り 1996文字/全文: 3214文字)
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