FOOTBALL TODAY KANAZAWA

たとえば大迫傑のように【第30節・松本戦プレビュー】

 

残留争いにふさわしくない前線の選手たちだけに

 

J2の42試合とマラソンの42kmという数字が同じなので、今年はよくシーズンをマラソンに例えている。東京オリンピックの男子マラソン。大迫傑は30kmすぎでペースが上がった先頭集団から一度は離され(自分から離れたという報道もあったが)8位に順位を落とした。しかし、その苦しいところで耐え、気持ちを切らさずにもう一度ペースを上げ直すと、こぼれてきた選手たちを抜いて6位に浮上。さらに2位集団にも迫っていった。

 

今シーズンの金沢はもう少し早い段階で先頭集団から離されてしまったが、レース中盤をすぎ11試合勝利なし、残留争い直接対決3連戦の最初のふたつを落としてすなど、いまはライバルのペースについていけない状態だ。しかし、ここが耐えどころ。悪い内容ではないのに大敗してしまった前節をみると、気持ちは切れていないのにペースが上がらないだけのような気もする。それならば石にかじりついてでも勝点1をもぎとりながら、息を吹き返したときにライバルを抜けるような位置をキープし続けなければいけない。

 

迎える3連戦の最後の松本戦。廣井友信が「重要度はより増してしまった」と表現したように、6ポインターのふたつを落とし、降格圏に下がったことで、この試合の重みは増した。

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