FOOTBALL TODAY KANAZAWA

クラブ史上初のプレーオフを前に。金沢U-18平川悠人キャプテン「チームが勝つことが第一優先」【コメント・無料記事】

10日から始まる高円宮U-18プレミアリーグプレーオフ。金沢U-18はプリンスリーグ北信越で2位となり、この大会に初めて参加する。

 

プリンス参戦から2年でプレミアリーグ参戦をかけて戦う金沢U-18(昨年も2位ながらコロナの影響でプレーオフ自体がなくなる)。大切な試合を前に平川悠人キャプテンに話を聞いた(取材は12月4日)。

 

ーークラブ初のプレーオフが近づいてきましたが、どんな気持ちで練習に励んでいますか?
「対戦相手がギリギリまで決まらないので、引いてくる相手、前からくる相手など、いろいろな相手を想定してトレーニングをしています。どんな相手にも対応できるようなトレーニングをたくさんしています」

 

ーー決まらないとやりにくいところもありますか?
「でも、2回勝たないとダメなことは決まっているので」

 

ーープレーオフ進出が決まってから1ヶ月ほどたちました。この大会に向けてどんな課題があり、どこに重点を置いて練習してきましたか?
「辻さん(辻田真輝監督)が(S級ライセンス取得のため)いないことが2週間ぐらいあったのですが、そのときは対人がけっこうが多かったです。個の守備だったり、攻撃で突破する力を上げることを意識してやっていました。辻さんがいる土日などは、さっきも言ったように、どういった相手でも対応できるように戦術的な部分の練習をしていました」

 

ーー夏のクラブユース選手権から上積みできたところはどこですか?
「攻撃のいろんなアイデアです。守備でボールをとったあとにどうするかとか、パスの質なども上がってきたと思います」

 

ーー攻撃の部分で手応えを感じているんですね?
「はい、そうです」

 

ーー夏の大会では全国の強豪と、いい勝負ができることは証明しました(vs京都:0−0、vs大宮:1−2)。ただ、得点という部分では課題が残りました。
「その部分は自分自身もフォワードなのですごく責任を感じています。この間のプリンス(11月14日に行われたプリンスリーグ北信越・富山第一高校戦)も点をとれずに終わってしまったので、すごく重く受け止めています」

 

ーープリンスリーグ北信越で得点ランクトップになれなかったという悔しさもありますか?
「1点とれば(トップに)並んで、2点とれば逆転だったのでチャンスはありましたので、メンタルにきました。次の週も、その次の週の(練習)試合でも全然決められなくて。(富山第一高校戦が)蘇ってくるというか、メンタルがやられました」

 

ーー富山第一高校との試合でもチャンスはあったんですね。
「あったんですけど、決めきれなくて。その日は泣きました」

 

ーー14日には仙台ユースとトレーニングマッチを行って1−1のドローでしたね。あの試合はいかがでしたか?
「悪くはなかったですけど、自分のことで頭が一杯で。そこでもシュートをけっこう外してしまいました」

 

ーー1ゴールとると、それも変わりますか?
「でも、チームが勝つのがいちばんです。その勝利のために自分が決めて勝ちたいという気持ちが強いです」

 

ーーこのプレーオフを勝ち抜くためのポイントはどんなところだと感じていますか?
「先週の練習試合のあとに辻さんも言っていたんですけど、点をとることができなくても、とられてはいけないと。その試合は先に2失点してしまって、0−2から始まったという感じでした。まずとられないこと。そして(夏の)全国大会では大宮とかプレミアリーグにいる相手にもやれたので、あとは決めきること。そこに重点を置いて残り1週間、やらないといけないと思います」

 

ーーでは、最後にプレーオフの目標を教えてください。
「まずはしっかり2試合勝ってプレミアリーグに上がることが目標です」

 

ーー個人としてはいかがですか?
「チームが勝つことが第一優先ですが、そのために自分の1点があればいいなと思っています。3年生最後の公式戦ですし、夏の全国では悔しい思いをしたので、3年生の置き土産ではないですけど、チーム一丸となってしっかり戦えるように頑張りたいです」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ