笛を吹かなくても爆踊り【第23節・大宮戦レビュー】
徹底的に徹底した
この試合のオフサイド数は6。今シーズン最多が3だったため、これはダントツに多い数字だ。チームとして裏を狙う姿勢がなければ、ここまでの数字にはなっていなかっただろう。
久しぶりにこれほど徹底した試合を見た。「相手が嫌がることをやり続ければいい」というのは、これまでも柳下正明監督からよく出る言葉だったが、それを徹底しきれない弱さもあった。それは今シーズンだけでなく、昨年も一昨年もあった。しかしこの試合では長い時間、愚直にチームの狙いと相手が嫌がることを表現し続けた。
気候と天皇杯のメンバーと移動を考えれば、金沢に有利な外的要因はほとんどなかった。それでも狙いを共有し、徹底することで、チーム総体で大宮を上回ることができた。
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