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試合の入り15分が重要!鍵を握る5月の対戦不出場選手【第21節いわき戦プレビュー】

福島ユナイテッドFCは8月20日(土)16:30~Jヴィレッジスタジアムにて明治安田生命J3リーグ第21節いわきFC戦に臨む。

今季公式戦3試合目となる福島ダービー。過去2回の対戦はいずれも福島側でコロナ感染選手が多数出たこともあって、非常に厳しい試合となった。5月4日のJ3第8節での対戦では、ある程度福島らしい攻撃の形も出せたが、試合終盤セットプレーから失点し0-1で敗戦。5月8日天皇杯福島県予選決勝での対戦は、終始劣勢を強いられたが、相手をボールサイドに寄せた後のサイドチェンジによるカウンター攻撃がはまり、FW長野星輝のゴールで挙げたリードを守り切り1-0で勝利し、天皇杯本戦出場を果たした。

1勝1敗で迎える今回の対戦だが、過去2回と一番異なっているのは、順位の差が開いたことだ。いわきが首位を走るのに対し、福島は10位で勝点差が17開いている。いわきは5月のダービー2試合後、着実に勝点を積み上げ、現在6試合負け無しと後半戦も勢いが落ちておらず、J3で十分戦える自信を深めている。いわきとしてはJ2昇格争い、J3優勝争いを優位に進めるためにも絶対負けられない試合だ。

対する福島は第10節以降8戦勝ち無しの苦しさを味わった。後半戦は今のところ1勝1分けだが、上位争いに戻るための確固たる自信を得るまでには至っていない。加えて、前節SC相模原戦が中止となったことで、3週間のブランクが空いた。休養十分とは言えるのだが、試合勘の面でいわきと差ができてしまっている。

絶対に避けなければならないのは、福島の選手たちの試合勘が戻る前に、いわきの猛攻を受けて失点を重ねてしまうことだ。服部年宏監督も「どの試合もそうですけど、今回は特にそこ(試合の入り)が大事になってくる」と語る通り、特に最初の15分が非常に重要な試合となる。試合の入りが良くない試合の多い福島としては、細心の注意を払って試合に入らなければならない。

福島としては、まずいわきの力を認めて、勝つ可能性を少しでも上げる方法を考えなければならない。スライド、球際といった、いつもやっている守備をより徹底させることは最低限やるべきことで、勝つためには得点を奪わなければならないし、リードを奪うことができたらさらに守りを徹底する必要がある。

鍵を握るのは、過去2回の対戦で出場しなかった選手たちだ。

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