「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【監督コメント】「引き分けという結果で終わったとしても、それは正当な結果だった」/トニーニョ・セレーゾ(13.11.10)

●トニーニョ・セレーゾ監督

Q:立ち上がりに攻め込まれたシーンが目立ったと思いました。特に右サイドを攻め込まれることが多かったと思いますが、どう対応しようと思っていましたか?

セレーゾ「いろいろな要素が考えられる。ひとつは風が非常に強い天候だったため、我々の選手が無理にビルドアップで繋ごうとしていたところがあった。あとは蹴るにしても、風の強さを計算に入れてちょっと強めに蹴るなど、落ちるところを予測して考えて蹴らないといけなかった。相手は非常にスピーディで、機動性と技術がしっかりしたチームだった。特に攻撃の部分では、自分たちの特長を生かそうとしていた。それはボールをサイドに集めて、サイドからインカーブでボールを入れる。その際に、逆サイドからディフェンスの間や背後に入っていく、ということを狙っていたわけで、それに対してはまず侵入させないこと、進路に入れば良い。もうひとつは、インカーブで曲げてくるので、その利き足の方を限定すれば利き足じゃない方にボールを持っていくので、そのシンプルな対応を指示することで解決できました。ただし、怖かったのはその部分だけであって、それ以外のところでは大きな怖さはなかったし、彼らが大きなチャンスを作ることも無かったと思います。逆に前半に関しては、我々の方が多くのチャンスを作れたのではないかと思います。

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