「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【セレーゾの逆襲】誰が出ても鹿島らしく、どんな相手でも鹿島らしく(2014.4.22)

 いよいよ今週末、3連覇を狙うサンフレッチェ広島との対戦に臨む。広島が優勝した過去2シーズン、鹿島は一度も勝てておらず、相手の勝ち点を増やす手助けをしてしまっている。

【2012年】
第03節@広島 ● 0-2 得点者:佐藤、大﨑
第19節@鹿島 △ 2-2 得点者:佐藤、大迫、森脇、大迫

【2013年】
第03節@広島 △ 0-0
第34節@鹿島 ● 0-2 得点者:石原、石原

 ジャイールが初先発した仙台戦の前、トニーニョ・セレーゾ監督は4枚のDF+4枚のMFの動き方を叩き込む守備練習を行った際(このときは、梅鉢貴秀とルイス・アルベルトがWボランチを組んでいた)、攻撃側は1トップ+2シャドー+2WBを置く広島型の陣形を組ませていた。攻撃側を、前線に5枚が並ぶ数的優位にすることで、相手のサイド攻撃に対してスライドして守る意識を徹底させたかったと思われる。
 
 トニーニョ・セレーゾの頭の中には、”このポジションの選手は動かないといけない”という絵がはっきりと描かれていることは、これまでも何度か指摘してきた。それを改めて示したのがヤマザキナビスコカップ仙台戦での記者会見だった。ルイス・アルベルトのプレーについて言及した監督は次のように述べている。

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