2014年05月07日 18時00分　
カテゴリ： レビュー • 田中滋

　「思ったことと実際に起きることは違う。うまく機能しなかったし、自分の狙いとしたことができず残念でした」
　セレーゾ監督の声にもさすがにハリがなかった。ホームゲームにもかかわらず名古屋にポゼッションを握られての完敗は、遠藤康の怪我による不在、ジャイールとカイオの不発など、いくつかの要素が絡み合ったものだったが、そのなかでも最大の誤算は、梅鉢貴秀の大ブレーキだろう。
　今季リーグ初先発に気負いすぎたのか、前半41分で交代を命じられるまでのパフォーマンスは、目も当てられないほどの内容だった。

（残り 1775文字／全文: 2016文字）

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