【レビュー】選手に無用な圧力をかけたセレーゾ監督の謎采配/ ヤマザキナビスコカップ第6節 ヴィッセル神戸戦(2014.5.29)
やってはいけない試合だった。絶対に勝たなければいけない試合だった。それにもかかわらずホームで0-3の完敗。スタジアムにはしらっとした雰囲気が漂う。こんな試合を見なければいけないとは想像もしていなかった。
「最低限、戦う姿勢や一生懸命やろうとしている気持ちを見てる人にちゃんと伝えないといけない。お金をもらっている以上、一生懸命やることは基本的な部分であり、それを示さないことはあってはならない。それはプロ意識の無さであり、許されるべきことではない」
トニーニョ・セレーゾ監督は、試合後の会見で選手たちの無気力な姿勢を強く批判した。確かに、ボールを失っても天を仰ぐばかりで、ボールを奪いに走る選手は少なかった。頼みの小笠原満男も運動量が少なく歩いている場面がチラホラ。それに影響されたのかまわりの選手まで戦う姿勢を見せようとしない。監督が、プロとしての姿勢を問うのも当たり前のことだろう。
しかし、それ以上に不可解だったのは監督の采配だ。
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