【日本代表コラム】座して待つか動くか。迫られる究極の選択/ W杯グループリーグ 日本対コロンビア戦に向けて(2014.6.23)
日本代表の試合を見るにつけ、サッカーの難しさが改めて痛感される。それは、一度悪くなった流れを変える難しさと言い直してもいい。試合のなかで、あるいは大会のなかで、日本代表は激流に翻弄され続けている。
一つゴールが生まれれば抜け出せそうにも見える。ギリシャ戦では、大迫勇也が救世主となれそうな惜しい場面もあった。しかし、前半の狙い澄ましたミドルシュートは無情にもゴール右へ逸れ、クロスがあがり始めた後半の佳境にはすでにピッチ外。誰もニアに飛び込まない光景を、ただ眺めることしかできなかったストライカーの心境は、私たちと大きく変わらないものだったはずだ。
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