【プレビュー】”常勝”でありつづける条件/Jリーグ第29節 ヴィッセル神戸戦(2014.10.21)
“常勝”とはただ勝つことではない。それは技術と知識の集約があり、魂の継続があって初めて成り立つ。良い選手を集めれば勝てると考えているクラブと鹿島が一線を画す部分もまた、そこだろう。結果的に日本代表選手に選ばれる選手はいるかもしれないが、鹿島で活躍したから日本代表に入るだけであって、日本代表で活躍した選手を鹿島にかき集めたわけではない。
しかしながら、G大阪戦、そして柏レイソル戦と2試合連続で、2-1からの逆転負けを喫した。しかも、G大阪戦は後半アディショナルタイムに決勝点、柏レイソル戦は前半アディショナルタイムに同点弾、さらに90分に決勝点と強いクラブであれば絶対にやられない時間帯に失点した。いくら若い選手が多いとはいえ、鹿島らしさとは真逆の試合展開に唖然とした方も多いだろう。
チームには数々の優勝経験を持つ小笠原満男、本山雅志、中田浩二、曽ヶ端準が在籍しており、試合運びのイロハは彼らからいくらでも学べる環境がある。それにも関わらず、この2試合はまるで経験豊富なベテランなど誰もいないクラブのように、同じような展開で、同じように敗れてしまった。
なぜなのか、不思議に思った方も多いのではないだろうか。
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