「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【ニュース】鹿島ユース、G大阪ユースを破りJユースカップ優勝(2014.12.24)

 23日、Jユースカップ決勝を戦った鹿島ユースが、PK戦のすえG大阪ユースをやぶり、10年ぶり3度目の栄冠に輝いた。優勝インタビューで感極まる姿が印象的だった熊谷浩二監督は本当に良いチームをつくりあげた。決勝戦は先制点を奪いながら83分にPKを与えてしまい同点になる嫌な展開にも顔を下げず、最後まで戦い抜く鹿島アントラーズらしい粘り強さでタイトルを勝ち取った。

 このタイトルは変革の第一歩といって言いだろう。このGELマガでも再三お伝えしてきたが、今季は一気に練習試合が増え練習もハードになった。それは前年までのキッカ体制に問題があったというわけではない。キッカがやっていたのはプロと同じスケジューリング。毎週末の試合のためにコンディショニングから始まりピークを週末に持ってくるやり方だった。しかし、それに選手たちのレベルが付いてきていなかった。つまり、ブラジル流のプロ仕様トレーニングをこなすレベルに選手の心のレベルが追いつかず、ただの楽なトレーニングに成り下がっていたのである。

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