「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレイヤーズファイル】2014年総括~GK編:曽ヶ端~(2014.12.30)

■GK21 曽ヶ端準

 シーズン終盤は肩の痛みを押しながらのプレーだった。なんとか隠し通した感じもあるが、ガンバ大阪戦のリンスのシュートなど、西川周作や東口順昭など国内トップレベルのGKであれば決まらなかったシュートが決まってしまったのも事実だ。もちろん、いつまでも曽ヶ端準が正GKとしてゴールマウスを守ることを願っているが、林彰洋を獲得しようとするクラブの動きも正しい。若いDF陣を最後尾の曽ヶ端でカバーする場面は、予想よりも少なかった。

 DFラインが高くなったことが曽ヶ端への負担を増やしたことは間違いない。DFラインが低ければクロスを跳ね返すのはCBとの分担になるが、ラインが高ければGKが出る回数はそれだけ増える。そうなると、躊躇なく飛び込んでくる相手FWと接触する機会も増えるため、ベテランGKには酷な仕事環境に変化したと言える。

(残り 444文字/全文: 810文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ