「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【宮崎キャンプレポート】FKの壁の作り方という地味な練習から見えた高い集中力と福岡戦の予想布陣/(2015.02.03)

 連日の激しい二部練習もプレシーズンマッチの前からひと段落し「だいぶ練習の強度もシーズン中と同じくらいに」(西大伍)なってきた。ただ、練習の強度が落ちても見ていて一際強く感じるのが選手たちの集中力の高さだ。この宮崎合宿中、一度たりともダレる雰囲気はなく、この日の午前中に行われたセットプレーの練習でも変わらなかった。しかも、通常のセットプレー練習ではない。壁の作り方というなんとも地味な練習でも、選手たちの動きは鋭く、集中力が持続されてたのだった。

 チームを半分に分けて行われた壁の作り方は、味方の11人のみで相手となにかを競うわけではない。監督が説明する時間も長く、笛に合わせて動くため、なんとなく動きを確認するだけで終わってしまいがちだ。壁で防いだあと、相手ゴールまで攻め入ることを求められていたが、敵をイメージできなければ自分の動きもボールの動きも遅く鈍いものになる。どうしても、なんとなく練習しがちなメニューなのだ。しかし、選手たちの集中力は高かった。

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