「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【セレーゾの覚悟】「一発で飛び込まず我慢するディフェンス」から次のステップへ(2015.02.07)

「Para na frente(パラナフレンチ)!」

 もしかしたら練習を指導するとき、トニーニョ・セレーゾが一番使うポルトガル語のフレーズはこれかもしれない。意味としては「相手の前に立て!」というものだ。

 トニーニョ・セレーゾは相手に飛び込み一発でかわされることを嫌う。相手の前にしっかり立って縦のコースを塞ぎ、ドリブルの選択肢を消してパスを出させる。そこを狙ってボールを奪うというのが主なやり方だった。しかし、それは初期段階に大きな誤解を生むことになる。

(残り 636文字/全文: 860文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ