「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【セレーゾの覚悟】トニーニョ・セレーゾによる若くて勢いのある組織のつくり方(2015.02.20)

 昨日19日、Jリーグカンファレンスが行われ、J1からJ3までのクラブの監督と代表選手1人が一堂に会した。鹿島アントラーズからはトニーニョ・セレーゾ監督と共に昌子源選手が出席。同じブースには、開幕戦の対戦相手である清水エスパルスの大榎克己監督と本田拓也選手が並んだが、開幕戦までまだ日があることと本田拓也のキャラクターが相まって緊張感というよりは和気あいあいとした雰囲気が流れるブースとなった。

 本田拓也が気にしていたのは川窪匡也通訳のこと。セレーゾの隣にいるのが川窪通訳であることを認めると、すぐさま「蘭童は?」と関係者に尋ね、風邪を引いていることを聞かされると通訳の様子をニヤニヤしながら見守っていた。背後からそうした目線を注がれていることに気が付かない川窪通訳は、額に汗を浮かべながら身振り手振りを交えて一心不乱に監督の言葉を訳す。その様子を見たセレーゾ監督は、思わずハンカチを取り出し額の汗を拭きとってあげる場面も見られた。とはいえ、キャンプから高井蘭童通訳の代わりを務めてきただけあって、川窪通訳も落ち着いたもの。監督の隣にいる光景もだいぶ板についてきた。

 

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