「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】公式戦4連敗。サポーターの厳しい視線に応えてほしい/明治安田生命J1リーグ1stステージ第2節 湘南ベルマーレ戦(2015.03.15)

 前半の滑り出しは過去3試合と比べても抜群の内容だった。センターバックからボランチ、2列目の選手へとボールが流れるように渡っていく。トップ下に入る土居聖真がゴールマウスを向いて仕掛ける場面が序盤から訪れる展開は、いままでにないものだった。

 湘南の前線に機動力を武器としないブルーノ・セザルが入ったことが少なからず影響したのかもしれない。湘南のプレスに勢いはなく、前からはめようとする動きも中途半端となり、その間をボールが縫いながら進む。おかげで湘南の両ボランチの背後で土居聖真が前を向くことができていた。

 また、相手を押し込むことができるため、守備を始める位置も自然と高くなる。適切な守備バランスを取りながら相手に圧力をかけ、パスミスを何度も誘発させた。

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