【プレイヤーズファイル】DF17鈴木隆雅~「遅すぎる」覚醒。ようやく入れたスイッチは、先発の座に導くか~(2015.05.28)
水曜の練習はいわゆるインテンシティの強度が高い練習だった。横幅を狭めたハーフフィールドで行われた3対2。中盤でセレーゾ監督から出された浮き球のボールを攻撃陣が処理する間に守備陣が距離を詰め、うまく追い込むことができれば二人で挟み込んでボールを奪う練習だった。もちろん場合によっては、背後を取られることもある。それでも、最後までボールを追いかけゴールを守る。ボールに対してチャレンジする意識を強く持つと同時に、最後まで諦めずにゴールを守る気持ちを植え付ける目的があることは明らかだった。
「パラナフレンチ」。相手の前に立て、という指示を徹底するセレーゾのサッカーは、ともするとボールへの圧力を失いがちだ。ACLの過密日程のなかでもこうした練習に取り組むことができていれば結果は違っていたのではないか。そう思えるほど、どの選手も球際での競り合いを恐れることなくボールへのアタックを繰り返す。なかでも見違えるほどの積極性を見せていたのが鈴木隆雅だった。
(残り 1547文字/全文: 1969文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ