「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】若いチームは「自信」を持って戦えるか/明治安田生命J1リーグ1stステージ第10節 ガンバ大阪戦(2015.06.02)

 久しぶりの連戦だ。松本山雅戦から中三日でガンバ大阪とのアウェイゲームを迎え、さらに中三日で山形とのアウェイゲームに臨まなければならない。文字通り西へ東へ移動を繰り返すことになるわけだが、選手たちに動じる様子はない。ACLで培った遺産が生きている。

 ただ、先週とは違い練習に大きな負荷をかけることはできない。ミーティングと要点のチェックが繰り返された。気を付けなければいけないのはやはりセットプレーだろう。ガンバ大阪は前節、終了間際にセットプレーで横浜FMから1点をもぎ取りドローに持ち込んでいる。84分にリンスが退場して一人少ない状況に立たされていただけに、90+5分にパトリックが決めた得点は大きな大きな意味を持った。

 鹿島もセットプレーの確認は入念に行っていた。今回もセットプレーのときの守備はゾーン。ピンポイントでボールを蹴り込んでくる遠藤保仁がいるだけに、ゾーンの精度を高めることはもちろんのこと、無用なファウルは避けたい。巨漢FWパトリックを抑えるためにはCBにファン・ソッコをぶつけたいところだがファウルも多い。フリーキックのリスクを減らすためにも、フィジカルでは劣るもののクレバーに守ることができる青木剛を起用してくるかもしれない。とはいえ、徹底して青木のところにロングボールを蹴り込まれたら抑えきれるかどうかわからない。GKの佐藤昭大、そして左SBの昌子源との連携を含めて、DFチームとして守備することが必要だろう。

 

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