【コラム】トニーニョ・セレーゾはなぜ解任され、石井新体制はどうやってチームを立て直すのか?(2015.07.22)
21日、トニーニョ・セレーゾが監督を解任された。午前中に、緊急の役員会が招集され今後の方向性が確認、午後にはセレーゾに伝えられたという。クラブとしてはあまり前例のない事態なだけに、少なからずショックを受けていたようだ。それでも「クラブの判断に従う」とプロフェッショナルとしての姿勢を貫いたという。とても気さくで人柄も良い監督だっただけに、こうした事態になってしまったことは残念だ。
しかし、サッカーの世界は結果がすべてでもある。3年目のセレーゾ体制が一向に上向かず、成績を残せなかったことは事実。セカンドステージ優勝の火が消える前の解任は、今季の残された時間を無駄にしないためにも必要な決断だろう。
ただ、チームを去った監督を糾弾することは、成績不振のすべてを監督に押し付ける姿勢を助長するので控えたい。石井正忠新監督がどういう方向にチームを導こうとしているのかを紹介することは、つまり、セレーゾ体制のどこに問題があったと認識しているのかと同義だ。決して、セレーゾを不当に貶めることを目的とするのではなく、これからチームはどこに向かおうとしているのかをお知らせしようと思う。
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