「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【無料記事】【コメント】石井正忠監督「守備の部分で安定感が出せなかったと言いましたが、それは選手の問題ではなく、こちら側の責任だと思っています」/明治安田生命J1リーグ2ndステージ第8節 モンテディオ山形戦(2015.08.22)

■石井正忠監督

今日は自分たちがボールを持つ時間が長くなるのではないかと思っていました。ですので、そこをしっかり自分たちがボールを持っている時間を長くして、相手を揺さぶりながら、最終的にはゴールに繋げられたらいいなというところにおいては、最初の1点目は良い形が出たので非常によかったと思っています。ディフェンスに関しては少し新しいコンビでボランチも組んで戦ったので、その辺の守備での安定というのは少し見られませんでしたけど、これはトレーニングがまだ少ないので、これからの課題だと思っています。今日の試合に関していえば、0点に抑えられたことが非常によかったということと、追加点も取れたということは非常によかったと思います。

 

――先発5人を入れ替えた試合でしたがその選手たちが活躍したということについてと、5連勝についてお願いします。

5人メンバーが変わったことについてはあまり意識せず、日々のトレーニングでのパフォーマンスを見てやっているのでその辺はあまり気にしていません。出た選手に関しては非常にいいパフォーマンスを見せてくれたと思います。特に、植田はいままで試合に出てもミスの回数が多かった部分があるんですけど、今日で言えばミスの回数も少なく、ポジショニングもよかったと思います。その辺はまわりとの連携もあると思うんですけど、非常に良い形だったんじゃないかと思います。他の選手は以前も試合に出ていますし、その辺はトレーニングでの組み合わせやパフォーマンスを見て選んでいるので、そこは問題なくできたと思います。先ほども言いましたけど、ボランチの守備の部分で安定感が出せなかったと言いましたが、それは選手自身の問題ではなく、練習を重ねていけばクリアできるものだと思います。それはこちら側の責任だと思っています。5連勝したことについては、目の前の一つひとつの試合に勝っていくというところを思ってやっていたので、選手たちもそうですし、それが5回積み重なっただけだと思います。今後に関しては、対戦するチームも上位のチームと当たったり、あとはカップ戦も入ってきますので、5連勝しましたがここからが本当の勝負だと思っています。

 

――いままでコーチとしていろんな監督の下でコーチをしてきたと思います。鹿島アントラーズの場合、あまりスタメンを変えない監督が多かったと思いますが、日々のパフォーマンス以外に相手など変える基準があれば教えてください。

どうですかね。基準というのは…。先ほどこれからの戦い方という話をしましたけど、ここからが本当に勝負だと思うので、その前まで、今節まではいろいろな組み合わせで実際の試合でのパフォーマンスを見たかったというのがあるので、いろいろ試しましたけど、ここからは違った形になるのではと思っています。でも、基本的には僕が監督に就任してからのパフォーマンスだけではなく、前監督のセレーゾ監督が指揮を執っていたときのパフォーマンスもわかっているつもりですし、僕はそこで選手をいろいろと評価していたので、そこといろいろ合わせながら、あとは組み合わせもいろいろな組み合わせをしながらいままでやってきたので、その組み合わせを見て、また今後どういう布陣がベストなのかをやっていきたいと思います。当然、相手との力関係も見ながらやっているので、なにか基準があるのかと言われると例えるのは難しいかもしれません。いろいろなことを考えています。

 

 

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