「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】いまこそ鬼門を破るとき。確かな自信を胸にアウェイ等々力へ乗り込む/明治安田生命J1リーグ2ndステージ第9節 川崎フロンターレ戦(2015.08.28)

 通算成績4勝2分13敗。等々力は、鹿島にとってまさに鬼門と呼べるスタジアムだ。だからこそ、石井正忠監督を筆頭にチーム全体が「ここが大事」という見解で一致している。5連勝はただの序章。ここからが本当の意味での勝負が始まる、と思いを新たにしているのだ。

 そう思えるのも、前節のモンテディオ山形戦できっちり勝利したから。下位のクラブを迎え撃つ自分たちは好調の真っただ中。気のゆるみが生じてもおかしくなかった一戦だったが、選手たちは粘り強く戦い勝利を手にすることができた。その姿に、鈴木満常務取締役強化部長は「今日は良くないな、と思っても勝っている。昔の強かったときのようだった」と高く評価する。良いサッカーができて勝てるのは普通のチームだが、そうでなくとも勝ってきたからこそ、鹿島はリーグ最多のタイトル数を誇ってきたのだ。

 

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