「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【コメント】石井正忠監督「90分で結果を出していこうということを選手に伝えて、それをまた選手が意識高くやってくれた結果だと思います」/明治安田生命J1リーグ2ndステージ第9節 川崎フロンターレ戦(2015.08.30)

■石井正忠監督:

前半は立ち上がりの20分くらいまでフロンターレさんの攻撃に押し込まれた感じになったんですが、フロンターレさんの攻撃は中、中に攻めてくる、そこからサイドチェンジして、さらにまた中に攻めてくるという形が特長的にあったので、できるだけ外に追い込んでディフェンスをしようという形をやってきました。その形が前半の中盤くらいからできてきて、うまく自分たちの形で守備ができるようになったと思っています。あとはかなり攻撃的なチームなので、怖がらずにディフェンスしていこうという形も今週に練習してきたので、その形も出てきたんじゃないかなと思います。試合を見ていると、フロンターレさんがいつもとは違った状況で試合を進めているという手応えは感じていたので、僕らがある程度は、まあ守備の方ですけど、ゲームを進めている実感はありました。後半に関しては、前半しっかりゼロで抑えて守備をやっていたので、後半は点を取りに行こうという形で、90分で結果を出していこうということを選手に伝えて、それをまた選手が意識高くやってくれた結果だと思います。非常に、なかなかフロンターレさんには勝てなかったり等々力では勝利できませんでしたけど、やっと攻略できたわけではないですが、フロンターレさんに対して良い戦い方を表せたんじゃないかと思います。

 

 

――柴崎選手が交代した理由と今日の評価を教えてください。あとは6連勝の手応えについても教えてください。

岳に関してですけど、少し足を痛めたかなという仕草を見せたのですぐに変えました。あと、彼の評価ですけども、いつもそうですけど攻守にわたってチームの中心となっているプレイヤーなので、今日もしっかり仕事をしてくれたかな、と思っています。

6連勝ですけど、あまり連勝のことは考えずに、選手も言ってますけども本当にひとつひとつ、次の試合に勝つことを考えてやっていますので、それが前回は5つ、今回は6つ重なったというとこだと思っています。

 

 

――1点目と2点目、右サイドをかなり押し込んでから戻して中央という幅を広く使った攻撃でした。そのあたりで攻略の狙いがあったのではないかと思うのですがいかがでしょうか?

いろんな攻撃の形はつくりたいと思っていますので、たまたまそういう形になったと思いますけど、今回に関してはフロンターレさんの右サイドの選手の守備が少し緩いかなと感じていたのでそっちから攻めようかな、という感じでいたんですけども、あとはやはり攻撃の方よりもフロンターレさんに関しては守備から入ろうとしていたので、確実に中を締めて外側に押し出すような守備の形を徹底して意識させました。フロンターレさんはクロスの回数がそんなに多くないと思いますし、クロスからの攻撃は少ないと思いますので、その辺はディフェンス陣にはクロスに対してはしっかりマークをして、マークの人数も整えておけという指示をしましたし、クロスの対応は非常によくできていたので、1失点は最終的にはやっぱり中から崩された形になりましたけれども、中よりも外から攻撃させる守備の位置はできたのではないかと思います。

 

 

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