「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】的中し続ける石井采配。今回はダヴィに再びチャンスを与え、豊富なベンチを用意する/Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦 FC東京戦(2015.09.01)

  それまで和やかに笑顔があふれる雰囲気が一変した。セットプレーの練習が始まると、監督の呼びかけに選手たちは瞬時に反応を示し、真剣な表情で集中したプレーを見せるようになる。ピリピリとした空気が満ち、鋭い声がさらなる集中力を呼んでいた。

  相手の特長は守備だ。相手は今季通算32試合を戦っており18勝8分6敗、43得点30失点という成績を残している。やはり1試合1点以下の失点数が目を引く。先の試合では、復帰した太田宏介がFKを直接沈める活躍を見せた。警戒すべきは彼の左足ということになるだろう。石井監督も「得点の多くはセットプレーからの得点ということもあるので、一番注意しないといけない部分かもしれません。チームというよりは“太田選手の左足”というのを選手には伝えた方がいいのかなという気もします」と、警戒していた。

 

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